皆さまはマンガを捨てられますか??
日本のマンガは海外でも人気になるくらい質の高い作品がたくさんありますよね。
小さいときから触れられる娯楽としては手軽かつ奥が深い。
私はこれまで実家や現住居にあるマンガを合わせると約1000冊くらい集めてきました。
小さいときに好きだった思い出の作品もあります。
ただ本が取るスペースと必要性のことを考え、まず現住居にある約200冊を処分する決心をしました。
でもマンガは楽しい感情に直結しているから手放しにくい。
今回は購入動機、捨てたくない気持ちを主軸に実際の捨て方を考えていきたいと思います。
漫画の購入動機を知ろう
本をなぜ買いたいという気持ちを理解できれば今後無駄な本を買わなくて済みます。
自身の経験を振り返ってみました。
買い始めたら集めきるまで気が済まない
・1巻から集め始めたら書店で新刊が出ていればなんとなく買ってしまう。
・途中で読めなくなるのが気持ち悪く、買うことを辞められない。
これで私はどんどんマンガが増えていきました。
この理由としては
- これから面白くなるかもしれない
- 買ったからには最後まで見たい
- 自分で面白いマンガを発掘したい
- ここまで買ったからもったいない
などの考えからいわゆるジャケ買いをしたり、面白くなくても買ってしまうのです。
こういった内容ではなくて購入することに別の理由を見出してしまう方は注意です!
漫画を家のインテリアとしてとらえている
こんな部屋ってかっこよくないですか??
私は壁一面に本がある部屋に憧れて、欲しいマンガ以外にも『表紙がかっこいい本』や『大型本』など飾ることを目的とした本も買っていました。
マンガが娯楽としてではなく、インテリアとしての意味を持ち、所有するための理由が増えていく。
こうなると購入動機には困らなくなります。
本棚が埋まるまで、自分が満足するまで買い続けてしまいます。
最新のエンタメに触れたい
学生時代に面白い最新マンガ情報を教えてくれる人いませんでしたか??
私は友達に楽しい作品を教えてもらいましたし、そこから私自身も新しい情報を持っている人間になりたいと思い、マンガをチャレンジ精神で買うようになりました。
今ではSNSなどでおすすめ作品を発信するなどが近いでしょうか。
目的が人のためでもあるので、購入にも前向きになる。
そうやって購入、所有することに意味を見出してしまいます。
漫画を捨てたくない心理を知ろう
それではマンガを捨てたくない心理はどんなものがあるでしょうか?
これを知ることで前向きに手放すことができます。
せっかく集めたのにもったいない
これはすべての断捨離、捨て活でぶつかる感情です。
特にマンガは
・1冊500円前後で金額計算がしやすい
・完結するまで区切りをつけにくい
・感情に直結している娯楽
・キャラクターが多種多様存在し、推しがたくさんできてしまう
などが関係し、積み上げたものを手放すことは非常にストレスです。
ただ本当に手放したいと思うのであれば、なにが残す基準になるのか?
を見つけるために自身に以下の問いかけを行ってみてください。
- 定期的に読んでいるか?
- 新刊発売日を調べてしまうほど発売を楽しみにしているか?
- 紙でしか読めないものか?
- 中古で売ってお金になるなら手放してもいいのか?
- 繰り返し読みたくなる作品はいくつか?
- 泣いたり、笑ったり、本気で感情が動く作品はどれか?
- マンガの目的はなにか?娯楽?暇つぶし?人生観を変えたいのか?
問いかけをして本当に残すべき大切な『生涯の1冊』を見つけましょう!
部屋が殺風景になる
今まであった好きなモノがなくなると寂しくなりますよね。
しかしモノが減ることで以下に集中できます。
・これから出会う好きなこと
・頑張りたいこと
・お金、空間、時間などのリソース
またマンガをインテリアにするデメリットとしてポップな部屋になってしまうことがあげられます。
マンガの装丁には色味が多いのでどうしても子供っぽいイメージになってしまう。
『多色×大量』は部屋作りが難しくなります。
もし部屋をシンプルにしたいなら、そういったモノは手放していきましょう!
漫画を手放す6つの手順
①-漫画をすべて出して、一か所に集める(スペースがない場合は②へ)
本棚の後ろのほうにあるモノや平積みしているモノを含めてマンガの総数を把握しましょう。
意外と自分が思っている以上に物量があるはずです。
その分を減らせば空間にゆとりが生まれることを想像してください。
もしスペース的に集めることが難しいのであれば、1カ所ずつ②以降の手順を繰り返してください。
②-1年以内に「読んだ」「読んでない」グループに分ける
これは感情ではなく、事実として分類しましょう。
ここで「あとで読むつもりだったから」などと考え始めてしまうと減らすことは難しくなります。
③-「読んでない」グループは段ボールに入れる
この読んでないグループが手放すべきマンガです。
事実として「読んでない」=「いまのところは必要がない」ということです。
④-「読んだ」グループのなかから『生涯の1冊』を選ぶ
生涯の1冊とは
本気で感動したり、笑ったり、自分を前向きにしてくれる作品だと考えています。
単純に楽しいだけだと一回読めば満足してしまうが、感情を動かしてくれる作品は飽きずに定期的に読みたくなります。
マンガは単なる暇つぶしではなく、そういう自分に良い影響を与えてくれる作品のみを手元に残すべきです。
最終的には3作品以下に絞ることをおすすめします。
理由としては
- 1作品が長編の場合スペースを取る
- 新しい生涯の1冊に出会ったときに入れ替えができる
ちなみに現在の私の生涯の1冊は『キングダム』と『岳』です!
⑤-④で選ばれなかった作品は段ボールに入れる
ここは心を鬼にして断捨離をしてほしいですが、例外を挙げるとするならば『絶版で貴重な本』はむやみに捨てずに取っておきましょう。
理由は中古で簡単に買い直しをできるモノではないからです。
その分売却して現金化が見込めることに納得できるならお金に換えてもいいでしょう。
反対に、ただ楽しくて中古で買い直しが容易な本は手軽に手放しましょう。
⑥-段ボールにまとめた本と本棚を処分する
□本の処理方法は
- メルカリなどのフリマアプリに出品 【スピード△ お金〇】
- 古本屋や宅配買取査定 【スピード△ お金△】
- 資源ごみとして放出する 【スピード〇 お金✖】
などご自分の状況に追わせて処分を行ってみてください。
□本棚の処理理由は
- 収納スペースがあると埋めたくなる心理があるから
- マンガをインテリアにしないため
の2点です。
本棚は存在感も大きいのでそれを処分することで部屋にも大きな変化が生じます。
中身のない収納は潔く手放しましょう。
マンガとの出会い方
もしここでマンガが手放すができたのなら今後は増やさないことが大切です。
本を買いたい気持ちを理解したうえで以下の方法で出会い方を考えましょう。
①電子書籍を利用する
マンガが好きで、様々な作品に出会いたい方は電子書籍を利用しましょう。
本はスペースを使いますが、電子書籍はデータだけです。
本の所有ではなく、純粋に作品を楽しみたいという本質的な目的はこれでも果たせます。
②レンタルを利用する
これは1巻を購入し、なんとなく買い続けることを防ぎます。
レンタルコミックのメリットは2点あります。
- 話題作を2,3巻読んでみて所有するかを検討できる
- 完結した作品を紙で一気に読了できる
借りたコストをかけたうえで購入したいと思える作品は電子書籍で購入しましょう。
電子書籍にはない紙の良さを味わいたい人はレンタルが圧倒的におすすめ!
DMMコミックレンタルでは
- 1冊115円~の宅配レンタルサービス
- 返却は自宅集荷、郵便居、ローソンなどでも返却可能!
- 貸出冊数無制限、最大貸出期限20泊21日
- 取り扱い作品数が1万9千作品以上!
③中古品を買って売る
これは一時的に物量を増やすのでおすすめはしませんが、結果としてモノを増やさないので選択肢のひとつとしてあげます。
人間は心理的に損害を避けたい傾向があります。
なので新刊で集めるよりコストの低い中古セットを購入し、出口としてメルカリなどで近い金額で販売ができれば損害をほとんど受けることがなくなります。
どうしても一度手に入れたい方はこちらを試してみてください。
ただこの方法は手放すハードルも低くなりますが、購入するハードルも下がるのでしっかりと捨て活の習慣がついた方のみにおすすめします。
まとめ
総じて趣味に関わるモノは、際限なく増え続けていきやすいです。
理由は心の満足につながるからです。
ただ私たちが持つ時間、お金、活力などのリソースは有限です。
もし過去の自分ではなく、未来の自分に対して良い変化をしていきたいのであればまずリソースを絞ることが大事です。
それが捨て活や断捨離の効果だと信じています。
今回特に手放しにくいマンガを主題にしました。
好きな方は断腸の思いだと思いますが、逆に手放し、絞ることで自分が本当になにを求めているのかを知ることができると思います。
ぜひこの記事を見てそれを知っていただけたら嬉しいです。
終
コメント